PyLadies のこと
こんにちは、mariです。
この記事は、PyLadies Japan Advent Calendar 2019の9日目の記事です。
PyLadies Kyotoを昨年の1月にスタートして、その後細々と会が続いた中で考えたこと、感謝などについて雑多に書いて行きます。(本当に雑多ですみません)
1、
PyLadiesという団体は、Pythonに関係する女性エンジニアの集まりです。
We are an international mentorship group with a focus on helping more women become active participants and leaders in the Python open-source community.
というのが本家のミッションで、結構力強いメッセージが込められています。
Kyotoはそこまで力強くできてはいないですが、それでも男性が圧倒的大多数を占めるエンジニア業界の中で、本当に女性しか参加できない集まりを作っているので、今までなかった会の雰囲気を心強く感じる事があったり、どこかリラックスした気分でコーディングと関わっている自分を見つけたりすることがあり、結構気に入っています。
アメリカのチームと一緒に仕事をしていたときに、女性エンジニアだけで集まってランチを食べる会が月一で開催されていて、そこでは育児とキャリアの話題が出たり、女性特有の持病の話題が出たり、介護の話があったり、結構個人的な悩みをみんなで話して、お互いに知っておく会がありました。慣れない環境にいたのもあり、自分は結構その会が救いになっていたので、日本に戻ってそういう場所を作っておきたかったんだなと思うなどしています。
おそらく本家と比較してだいぶ緩いですが、これからも、勉強したりキャリアについて考えたり、穏やかなコミュニティー活動を続けてゆきたいなと思います。
2、
今までの活動で得た、運営面のTipsを書きます。
京都チームは東京チームほどアクティブ人数が多く無いので、運営・ビジターの垣根は限りなく低く設定しています。別に運営ではなくても、スラックに参加しているメンバーなら誰でも「私でもやれるかも!」と思ったタスクにコミットしやすい仕組みを意識しています。
特にLT枠は登壇練習枠として準備していて、LT→コンテンツ枠A→コンテンツ枠BとかCとかと、ステップアップして行ける仕組みです。
今のところ、東京の皆様の手厚いご支援のおかげもあり、
京都チームの持っているタスクはこれ↓で全部です。
「あ、これだったら自分もいけんじゃない?」と思ったそこのあなた!ぜひ一緒にやってみませんかー・・・どうぞご検討よろしくお願い致します。
3、
ここまであまりPythonそのものの話を書かなかったので、Pythonの小ネタも挟んでおきます。(これを書いているタイミングでDjango3が発表されたので非常にタイミングが悪い上に、Django2のModeslとModelFormの実装のされ方を考えると禁じ手っぽいので書くのを若干悩んでいるのですが、これくらいしかネタを思いつかなかったので、書くことにしました)
Django2系のModelFormでフォームを書いていて、例えばあるラジオボタン のデフォルト値をページによって変更したい場合、困りますよね、、、
今からforms.Formで書き直すのもめんどくさいし、、、
そんな時に使えるのが、この↓書き方です。
class TopicModelForm(forms.ModelForm):
class Meta:
model=Topic
fields=['title']
widget=forms.CheckboxSelectMultiple()
def __init__(self, *args, **kwargs):
super().__init__(*args, **kwargs)
self.fields['category'].initial=0
なぜこんな書き方ができるかというと、 ModelFormがFormを継承しているからで、
super().__init__を使って子クラスの設定で親クラスの設定をオーバーライドしています。
ModelsのデフォルトとFormのイニシャルは、描画する時にFormが優先されるので、結果的に意図した動き(ModelFormでデフォルト値を設定したい)になります。
4、
最後に宣伝です。
まず、PyladiesKyotoの公式ブログです。ここには活動記録を書いています。
そして、忘年会の連絡です。
初めて来る人も大歓迎です。この日はLTメインですが、一年で一番緩い会になっておりますので、PyladiesKyotoに少しでも興味のある方、ぜひご参加くださいね!
というわけで、記事を終わります。今年も皆様おせわになりました。
それでは、どうか良いお年をお過ごしください!